四畳半商店 店主ドードーの日記

四畳半商店の事と心のうちを出しています。

自分の弱さ 〜青年海外協力隊へ挑戦した本当の理由〜

「自分は悪くなかった」

 

「相手が悪かったんだ」

 

「環境が悪いんだ」

 

「自分は可哀想な人間だからだ」

 

そんな風に僕は自分の中に閉じこもっていた。

 

そうやって自分を弁護する理由や出来事を見つけて、愚かにも自分を守ろうとしていた。

 

フィリピンの長期の協力隊が終わった、ここ数年からだろうか。

 

いろんな人や世界を知って、知りたい事が増えた。

 

そして、それまで読まなかった本を読むようになった。

 

本を読むことで、その人の人生や経験が自分に吸収されて世界が広がり、新しい視点を学ぶ事ができるからだ。

 

本からその人の人生の教訓を学ぶ事ができる。

 

世の中には辛い経験をし、苦労してきた人がたくさんいる。

 

そして、それをみんな乗り越えて強くなってきたと知った。

 

僕は自分の悩みを盾にして、自分を守っていた事に恥ずかしさを感じるようになった。

 

こんなに健康で、日本という豊かな国に生まれて、何を悩んでいるんだろうと。

 

本当の人の強さとは、自分の過去や自分の弱さにちゃんと向き合う事から生まれてくるはずだ。

 

悩みや経験は比べられるものじゃない。

 

比べても仕方ない事は分かっているつもりだ。

 

しかし僕は自分が愚かな事をしてしまったとき、言い訳にそれを使っていた。

 

「小さい頃の経験が影響してるから仕方ない」

 

「あの人は変わった人だったんだ。だから自分は被害者で、可哀想なんだ」

 

自分に都合のいい理由をつけては、

 

「自分は悪くない、相手が悪い」と納得させ、

 

自分の欠点や自分自身の心と向き合おうとしてこなかった。

 

本当は自分と向き合って、盾の後ろにいる自身の弱さと戦わなければならなかったのにだ。

 

いや、正確には自分の弱さにさえ気づいていなかった。

 

自分を俯瞰できる余裕なんてほとんどなかった。

 

自分の弱さに向き合うのは辛い。

 

今でも辛い。

 

出来れば今までのように放置しておきたい。

 

時間が解決してくれるさってほっておきたい。

 

 

僕は協力隊に行く直前、会社の先輩との人間関係が上手くいっていなかった。

 

毎日会社に行くのが辛かった。

 

毎朝通勤の車の中で叫んでいた。

 

叫ばないと気持ちがどんどん暗く深いところに行ってしまうのが分かったからだ。

 

やっと、やりたかった家具製作の仕事に就けたのに。

 

辛い事も言われたし、嫌われている事が容易に分かった。

 

僕は先輩からどんな風に見られていたのだろうか。

 

自分がどんな言動を取っていたのか、できる事なら過去に戻って見てみたい。

 

きっとひどいものだろう。

 

敵対心を見せる、生意気なとっつきにくいヤツだったことには違いない。

 

トゲトゲしてた。

 

攻撃的で、好戦的な精神状態だ。

 

いじめっ子と同じだ。

 

いじめっ子は心が弱いから、暴力的な攻撃的な方法でしか問題に対処出来ない。

 

自分の心の中で怒りや不満を処理出来ないからだ。

 

素直に、柔軟になれなかった。

 

反発することもあった。

 

社長の奥さんの前で泣きながら、打ち明けた事もあった。

 

弱かった。

 

盾を持って、武装して、外見だけは強く見せようと。

 

中身はひとりじゃ何も出来ない赤ん坊のように弱かった。

 

逃げたかった。

 

今いる環境を変えたかった。

 

こんなにも弱い自分をぶち壊してくれるような環境、つまり外的な何かに救いを求めた。

 

その外的な何かが自分を変えてくれると思って、藁をもすがる思いで青年海外協力隊に応募した。

 

協力隊に応募した一番の大きいな理由はこれだった。

 

協力隊のみんなには言えなかった。

 

打ち明ける勇気はなかった。

 

まだ自分を守ろうとして、本当の事を話せなかった。

 

みんなが輝いて見えた。

 

希望に溢れているという言葉がぴったりだった。

 

みんなのエネルギーで僕も元気になって、訓練は本当にとても楽しかった。

 

ひとりになると心はとても不安だった。

 

フィリピンに行って、任地へ赴任が近づくにつれ、その不安が増していった。

 

英語が話せないことや外人に慣れていないこと。

 

そもそも人とコミュニケーションが得意じゃないこと。

 

自己中心的で、本当は自分の事で精一杯なこと。

 

本当の自分を出せず、自分が知る本当の自分を好きになれていなかったからだ。

 

自分に自信を持って、自分をさらけ出すのが難しかった。

 

本当の自分を出したら、みんなに嫌われるんじゃないか。

 

認めてくれないんじゃないか。

 

そうやって友達の前の自分、

 

家族の前の自分、

 

恋人の前の自分、

 

職場での自分

 

ひとりでいる時の自分、

 

色んな自分を演じているような気がして嫌になった。

 

そういう気持ちは相手にもよく伝わる。

 

本当の自分は誰なんだろうと思うようになった。

 

 

フィリピンで状況はすこし変わった。

 

フィリピン人の無邪気な人間性に、僕は少しずつ自分らしくいられるようになった。

 

というよりは、周りの目を気にしなくなった、という方が近いのかもしれない。

 

フィリピン人は周りの目なんか気にせず、自分の気持ちを表現する。

 

楽しい時は踊るように、歌うように喜ぶ。

 

一方で、やりたくない事はめんどくさそうな顔をして、無表情でいたり。

 

かと思えば、ニカって笑顔で挨拶してくる。

 

自撮りしては待ち受けにしたり。

 

自分のことが大好きだ。 

 

「そんな自由でいいんだ」と思った。

 

気が楽になった。

 

荷がおりたという感じがした。

 

2年が終わると、気持ちはだいぶ変わっていた。

 

 

ただ分かったのは、最後の心の核の部分は、自分自身でなんとかしなきゃいけないんだってことだ。

 

青年海外協力隊という「外的なもの」に頼った訳だけど、全ては変えられなかった。

 

変えるというより、本当の自分を見つけるのは自分自身だけなんだと知った。

 

日本にいようがフィリピンにいようが、僕の世界はいつも自分の心の内側にだけあって、

 

外側の環境を変えれば、内側の心の本質が変わるなんて、そんな簡単なことじゃなかったんだ。

 

それでも協力隊への「挑戦」、そして「フィリピン」は僕の心に幅を持たせてくれた。

 

自分が思っている以上に、色んな生き方があるんだよって教えてくれた。

 

何より、困難に向き合う勇気をもらえた。

 

結局全部の自分が、自分で良いんだよって自分に言うことにした。

 

そうしたらだいぶ楽な気持ちになった。 

 

 

四畳半商店は僕にとって新たな「挑戦」だ。

 

僕は僕なりに自分に挑戦していきたい。

 

そういう気持ちが心にあるうちに。

 

きっと、また新しい幅が僕の中に生まれるって思っている。

 

今は本ばかり読んでいるけど、これから少しずつで良いから、人と直接会って色んな事を学んでいきたい。

 

人と関わることで、自分の欠点を矯正していく努力をしていきたい。

 

行動に起こしていかなければ意味がない。

 

僕はまだこれからもずっと自分と向き合っていくと思う。

 

そして、こうしてブログを書いて、社会に見せることで、自分の小さな世界が広くなっていく気がしている。

 

まだ僕のブログはほとんど自分のためだ。

 

まずは自分のことをしっかりさせてから。

 

いつかは僕の経験が、僕のように悩んでいる人のなんかの足しになれば良いな。

 

書きすぎてしまった。

 

長くてすいません。

 

ここまで読んでくれた方は、本当にありがとうございます!

 

前向きに頑張って参ります!

 

さらまぽ(・ω・)ノ