四畳半商店 店主ドードーの日記

四畳半商店の事と心のうちを出しています。

完璧じゃないのが心地いい

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古道具をヤフオクで買った。

 

杉の木箱だ。

 

8ミリくらいの薄い杉板を釘で打ってできた簡素な作りだ。

 

木箱の内側の底を見ると、奥まっているように見えて、「欠けてるのかな?」と思い、よく見てみた。

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わかりずらいけど、奥に斜めになっている。

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よく見たら、欠けてたんじゃなく、野面の部分を使っていたのだった。

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 野面というのは、木の外周部分のことで、通常木取りの時切り落とす場合が多い。

 

あえて野面を残して使うこともある。

茶室の床柱なんかもそうだ。

 

この木箱の場合は、木材がもったいなかったのか、ギリギリのとこを使っている。

 

遠慮気味に内側の底の方に持っていってるのが、仕方ないけどという感じで親近感がわく。

 

見た目も少し気にしつつ、あくまで日々の生活に使われる「道具」であることが第一という感じ。

 

その優先順位の中での潔さが、自然でとても良い。

 

また、「木を無駄にしない」という先人の気持ちもあったのかもしれない。

 

 

こうやって、古いものから毎回多くを学ぶことができて本当に楽しい。

 

いろんな既成概念が壊されていく心地よさがある。

 

「これでいいんだ!」と思った次には、

 

「むしろこの方がいいじゃん」と気づかされる。

 

美しさは一定じゃないから、教えてもらった事だけが美しさを決めるなんてのはもったいない。

 

完璧じゃない方が、そこに「人間」という感覚が入れる余地がある気がしている。

 

もっと広く自由でいいんだと、面白く思えた。

 

すごく些細な気づきだけど、とてもいい出会いだった。

 

早く骨董市場行きたい。