四畳半商店 店主ドードーの日記

四畳半商店の事と心のうちを出しています。

フィリピン・カダクラン村の手編み箒作りを訪ねた。〜その1〜

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マニラからボントックへバスで北上し約6時間。

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 ボントックからオフロード仕様のジープニーに乗り換え山道を4時間。

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雨季で霧深く、半袖では少し肌寒かった。

そしてとても田舎だ。

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Barilig町の中のKadaclan(カダクラン)という村。

人口約2000人ほどの小さな集落で、箒作りが集落の中で受け継がれている。 

注文が多い時には周りの箒作り職人に協力してもらうそうだ。

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今回は箒作りの中心人物で、箒作りを専業にしているSamaさんとそのご家族が案内をしてくれた。

 

 Samaさんは箒作りを始めて15年が経つそう。

24歳の時に、箒作り職人のお父さんから習い始めた。

 

「なんでわかんないんだっ!って頭を後ろから掴まれて、よく怒られたよ」

 

と笑いながら話してくれた。

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四畳半商店で取り扱っている箒は、Cordillera Green Networkの反町さんとSamaさんのお兄さんのAshleyさんが共同で作ったもので、製作を弟のSamaさんが行なっているとのこと。

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Samaさんは反町さんデザインの箒を「Japanese broom」と呼び、
ローカルで売られるものを「Philippines broom」と呼んでいた。

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「Philippines broom」は持ち手の柄が太い。
柄の補強になるラタンも途中までで、編み込みもなく、グルグルと巻いているだけのようだ。
穂幅はより広くなっており、一気に掃除できる。
広い部屋の多いフィリピンでは使いやすい。

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「Marikoや日本の人々に感謝している。なぜならこうして箒作りの仕事があるからだ。そしてあなたにもね」

 

心から思って話してくれているのがわかった。

 

「こちらこそ、こんなに素敵な箒を作ってくれてありがとう」

 

礼は僕が言いたいくらいだと思いながら、そう返した。

 

フィリピン人に共通して言える良いところは、いつでも「Welcome」という気持ちで迎えてくれる心だ。

 

「タイガーグラスの農園と箒の製作を見たい」

 

そんなリクエストにも何一つ嫌な顔せず応えてくれた。

 

村に着いたのが夜の19時すぎ。

 

フィリピンといえど、山岳部の雨季の夜は結構寒い。

 

キンキンに冷えた水でシャワー(タボという桶)を浴び、冷たさに悲鳴をあげずにはいられなかった。

 

移動の疲れもあり、夜はぐっすり寝ることができた。

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何より静かで、空気が綺麗だった。

 

排気ガスで頭がクラクラすることはない。

 

マニラや他の市街地とは大違いだ。

 

さあ、 1日目が終わる。

 

ここらで次回、その2へ。