四畳半商店 店主ドードーの日記

四畳半商店の事と心のうちを出しています。

地元埼玉の羽生市にある「武州中島紺屋」さんを訪ね、藍染を体験してきました。

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埼玉県羽生市の伝統工芸・武州正藍染を今現在も続ける武州中島紺屋さんを訪ねた。

 

訪問の目的は四畳半商店で扱う、フィリピンの手織りブランケットの藍染バージョンを商品化できるか試したかったからだ。

 

池袋リビングループの際に、Every denim さんの藍染ワークショップでブランケットがとても美しく染まったのがきっかけだった。

 

出来る限り、自分の故郷や地元の伝統文化や素材を使っていきたいと思っていた。

 

自分の無理なく届く範囲にある、ということが大事だ。

 

感度の高いフィリピンの人達が自国の文化やルーツを再度見直そうとしているように、日本の文化、さらに言えば地元の文化を皆んなそれぞれやれば、きっと十色の面白い世界になるはずだ。

 

とにかく、藍染と白いフィリピンのブランケットは相性が良い。

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 5代目の新島さんのご指導のもと、藍染に取り掛かった。

 

「素材はポリエステルだった」

という事を、事前に伝えた。

 

布が水を吸う感じや、肌触りをみて、「綿かもしれない」と仰った。

 

「えー!」っと嬉しい驚きと共に、「織り手の糸の管理がいい加減なんだろうな。また確認しなくては」

と複雑な気持ちになった。

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脱水機にかけ、余分な水を絞る。

そのままブランケットを藍甕の中に浸し、指示されたように良く揉んで藍を浸透させた。

 

藍の独特の匂いがする。

 

藍に浸る、白いブランケットは黄緑色をしていた。

 

空気に触れると黄緑が、青く変化していくそう。

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「綿じゃないですね。ポリエステルで正しいかもしれない」

 

ブランケットの黄緑が、綿の生地に出る黄緑と違うとのこと。

 

実際に綿のハンカチを一緒に染めて見せてくれた。

 

綿の場合は、もっと黄緑が鮮やかで濃かった。

 

さて、ブランケットを藍甕から引き出し、絞って吊るしてみた。

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 「うすい。。」

 

明らかに薄い。

 

染まっていない。

 

綿のハンカチはきれいな藍色だ。

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そりゃそうだ。

綿であれば、こうなるのだ。

 

ということは前回染めたブランケットは綿だった可能性がかなり高い。

 

下のものが前回染めたブランケットだ。

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考えられるのは、織り手によって使う糸が異なっているということだ。

 

Bangarの中に、大きく3、4つの織りの事業者がいる。

 

僕の仕入れ先の仲介者は2、3つの織り手から仕入れている。

 

その2、3つのそれぞれで綿で織る織り手と、ポリエステルで織る織り手がいるという事が考えられる。

 

他にも様々な可能性が考えられるが、「綿のブランケットが出来ていた」という事実が知れたことは大きな収穫だ。

 

フィリピンなら大いに考えられることだ。

 

織り手も何の糸だか気にしていないの可能性もある。

 

カケンセンターに組成検査に提出したブランケットはポリエステルのものだったのだろう。

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この手の話はフィリピンの3年間で多く経験してきた。

しかし綿に変更し、維持させるのは考えているより骨の折れる話だ。

 

何より綿ブランケットがあって良かった。

 

武州中島紺屋さんの中には資料館もあり、藍染の勉強に非常になった。

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その話については、後日。