四畳半商店 店主ドードーの日記

四畳半商店の事と心のうちを出しています。

欅のローテーブルの天板を仕上げました。

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友人の実家で、お祖父さんの代から使われてきた立派な欅の一枚板のローテーブルの天板を仕上げ直した。

 

迂闊にも仕上がった写真を、ちゃんと撮ってなくて、影のある写真ですが、天板は上手く仕上がったと思う。

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木目が入道雲の様にぐねぐねとしてはっきりしているのが欅の特徴。

 

ちなみに上の写真、上の部分が古い塗装を取り除いたところ。下は古い塗装の状態。

 

昔は天板やタンスの表の板など、見せるところに使われていた。

 

だいたい漆で仕上げたり、着色して木目が浮き出る様な施しをした。

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今回も昔の着色料や塗料を、まず拭き取ることから始めた。

下が拭き取り後。

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欅の本来のオレンジがかった、きれいな色が出てきた。

 

ここからサンダーでサンディングして、木地を整える。

 

120-180-240-320-400とサンドペーパーを細かくしていきながら、表面を整える。

 

サンダーだけでは当たりずらいところがあるので、手でも細かくサンディングしていく。

 

一枚板で裏にしっかり蟻ザン(反りどめ)も入っているが、60年近く経っていることもあり、緩やかに天板が反っている部分もあった。

 

そういう事もあるから、やはり手で実際に触ってみないとわからないなっと再確認した。

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 着色できるオイルを塗ると、上の写真の様に白くて、色が乗らない部分が..!

 

「なんだコレは..!」

と思いながら。

 

考え得るのは、接着剤が染み込んでしまってるのかも、というくらいだった。

 

白くなった部分の中心には、ひび割れもあった為、このひび割れを埋めるために接着剤を使って、それが残ったのでは無いかと思った。

 

実際ほかの部分もひび割れを埋めている箇所があった。

 

ただなぜここだけ接着剤の処理を怠ったのだろうという疑問は残った。

 

改めてサンディングし直すが、一向に白い部分は無くならない。

 

そこで鉋で白く部分を少し削ってみた。

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1ミリくらい削っても変わらない。

 

接着剤が染み込んでいるわけではないようだ。

 

水分が多くて腐ると、白くなったりしてくる。

 

けどわからない。

ネット上で調べてみると、それらしきものがあった。

 

 

「白色腐朽菌」という菌の可能性。

 

この菌は木材のリグニンという成分を分解する力があるようだ。

 

そもそも、木材はセルロース、へミセルロース、リグニンの3つ物質で構成されている。

 

昔読んだ本に、木材は建築の鉄筋コンクリートの構造に似ているとあった。

 

セルロースは鉄筋。

 

ヘミセルロースは鉄筋を繋ぐ針金。

 

リグニンはコンクリート。

 

という具合だ。

 

このリグニンは木材の茶色の部分だ。

 

白色腐朽菌がリグニンを分解すると、白いセルロースだけになるとのこと。

 

白色腐朽菌を調べていて面白いと思ったのは、このリグニンを分解する力を使って、環境負荷の無いバイオエタノールの精製が出来るという取り組みを知った事だ。

 

リグニンは化学的に強い薬品を使って分解しているのが現状だそう。

 

リグニンを分解しないと、セルロースが抽出できず、バイオエタノールとして使用できないんだとか。

 

分解の為に薬品ではなく、白色腐朽菌を使おうという事。

 

紙になるパルプもそういう仕組みだそう。

 

家具の木材としては、迷惑なものだけど、使い方によっては、とても有益な菌なんだと知った。

 

自然界は奥が深い。

 

けど興味深い。

 

良い学びに今回もなった。

 

ありがとうございました!

 

 

 

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