木を扱う者・四畳半商店の店主、ドードーの日記

家具製作・四畳半商店・心のうち・日々感じること、を出しています。

どんなモノに囲まれて生きる?〜楢の円卓1400 製作記録1〜

今回初めて注文受けて製作させてもらった楢の円卓。

 

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https://www.online-shop.4johan.com/items/18340868

 

決して安い買い物ではないです。

 

20万越えの大きな買い物です。

 

今回は直径1400mmなので、さらに大きいため、

 

材料も増えるし、加工する量も増え、

 

なおかつ、大きくて重くなる分

 

体力が必要になります。

 

 

 

 

「家具作れる?」

 

みたいな軽めのご連絡を受け、

 

はじめは心配で、

 

「本当かな?」なんて思ってましたが、

 

前の会社(人生で唯一2年間会社っていう社会人経験をさせてもらいましたw)

 

の上司が注文してくださって。

 

「無駄なこと言わない方だな」

 

っていう印象だったので、

 

今回もばしっと二言無く、

 

決めてくれたのが潔く

 

気持ちの良い方でありました。

 

 

家のことなので、奥さんと話あって決めてくれてるようで、

 

はじめはクルミが希望であったり、

その後に楢やカエデにしようか?となって

 

「えーっ、そもそも樹種から希望があるんだ!」

 

 

って言うことに、

僕はとても嬉しい気持ちになりました!

 

 

「無垢の木の家具が良いんだ」

 

っていうベースを既に持っていて

 

本当の木が持っている力とか

 

それが人の生きる家、暮らしにどう良い影響を与えるとか

 

そういうものって実際に知っていなくても

 

感覚的にわかる人っている。

 

木の香りが心を穏やかにしたり、

 

無垢の木なら家具になっても部屋の湿気を吸ったり、吐いたりして調湿してる、

 

それによってカビとか雑菌の繁殖を抑制できたり。

 

何より僕は木があると安心するし、

 

時に力強く、

 

時に凛とした厳しさを感じる。

 

それが生きるっていう事に深く関わっていると思っている。

 

そういう目に見えない木の力を潰してしまうのが、

 

化学系の塗料でケミカルな膜をコーティングした、

 

ツヤツヤのウレタン仕上げの家具とか

 

木がサランラップされてるのと同じだから、

 

「あー、苦しそう」

って僕は思っちゃう。

 

 

合板を使っている家具とかも、

合板自体が木としての力を失った状態。

 

合板になる過程で薄くスライスされ、

 

大量の接着剤を塗布し、高熱で圧着され、

 

そうなると木の力は弱って、

 

もはや生きてないから調湿もしない。

 

 

 

木工場で働き出した頃、

 

合板の箱に鉋やノミ入れてたら

 

錆びた事があったんです。

 

 

 

もともとデザインの学校行ってた頃は

 

合板むしろカッコイイって思ってDIYで家具作ってたし、

 

安いし、扱いやすいからっていう良いところもある。

 

けど何年も経った合板の家具とか

どう見ても良い感じじゃない。

 

無垢の木は良い経年変化するけど、

 

合板は時間が経つと、汚くなるだけ。

 

結局2、30年持てば良い方でゴミになっていくんだよなー。

 

やっぱり良くないなーって感覚的に知って。

 

 

これは現代の住宅やマンション、商業施設も全く同じで、

 

床から壁から天井、そして家具まで合板。

 

その分、今の住宅は気密にして、

 

エアコンや加湿器や、設備によって

 

人工的に調整することが当たり前になっているから

 

それも不自然だなって日々感じます。

 

換気扇回さないとカビちゃうっていう家の作りになってる。

 

話が広がってきちゃうので..

 

今回納品の際に新築の家も上がらせてもらって

 

まず素敵だったのが、無垢の杉のフローリングだったり、

 

階段の板や手摺りにタモ(アッシュ)が使われていたりと

 

無垢の木が“然るべき場所”に使われていて、

 

「良いねー!」

っと感激(^^)

 

 

僕は

 

どう生きるか、

 

何にお金を落とすか、投資するか、

 

何を大事にして生きるか、

 

仕事や家族や、

 

経済的なこと、

 

何を大切にするかはみんな違うけど、

 

どれも本当は、実はみんな繋がってると思う。

 

 

僕は今回のお客さん(上司)家族のように

 

現代の

 

「早く多く消費する」

 

ことでお金を回して、

 

人や自然を傷つける社会の仕組みには乗って欲しくないって思う。

 

日本の森で育ち、日本の木で作られた、

 

木を木のまま生かす天然系のオイルで仕上げた、

 

そして作り手と買い手が互いにわかる中で、

 

僕も未熟で間違いもあったけど、一生懸命製作したし、木に向き合った。

 

そういう事にこそ本来は価値があると思う。

 

 

ここまで上司ともご家族とも話してないけど、

 

きっと同じ価値観をお持ちなんだって、

 

これ僕の勝手な思い込みかもしれないけどw

 

けど多分合ってると思います。

 

さあもうすぐ大阪です。

 

では、また続きは後日に!

 

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